『中化化肥』(00297):割安価格に置かれた大手化学肥料メーカー
世界最大の化学肥料メーカー『Potash Corp』(カナダ)が、カリ肥料の減産を発表。今年に入ってすでに350万トンの減産を行っており、今回さらに40万トンの減産措置を採る。
リーディングカンパニーの動きは、全体的な業界トレンドを反映しているとみられ、業界内に減産の流れが生じていることは間違いなさそうだ。仮に業界全体が同社と同じ割合で減産に踏み切っている場合、世界全体で1050万トンは減産されていることになる。
このため、中央国営企業『中国中化集団』グループに属し、化学肥料の販売で中国最大の『中化化肥』(00297)にとって、輸入カリ肥料の仕入れ価格が上昇するリスクがある。
『大福証券』では、今後、同社の収益性にも影響するとみているが、政府が国産化学肥料の増産体制を後押しする新しい農業支援策を練っているとの観測がでていることから、2008−10年の年間平均成長率を15%と予想。09年、10年の純利益はそれぞれ前年比24・4%増の23億8000万元、6・1%増の25億2500万元とみている。
目標株価は09年通期予想PER(株価収益率)12倍に相当する4・5HKドルに置き、現在の株価がこれを大きく下回っているため、レーティングを「買い」としている。